留学失敗談2(英会話文の音読)

留学失敗談その2は
「英会話文を繰り返し
音読しておけばよかった」です。

竹内おさむ博士によると
語学の達人は英会話において
二つの訓練をするそうです。(1)竹内理(2003)より良い外国語学習法を求めて 株式会社松柏社.

・英文の丸暗記
・英文を組み立てる訓練

そして これは僕の考えですが
英会話文の丸暗記を
先にした方が良いと思います。

しかし 暗記しようとすると
敷居が高いため
「繰り返しの音読」程度に
留めておくと良いと思います。

以下 留学前に英会話文を
繰り返し音読することを
おすすめする理由を
説明していきます。

カランなどのメソッドをいきなりやっても実生活では使えない

僕が行った語学学校は
ベルリッツとカランを
組み合わせた様な
メソッドを採用していました。

両方とも 自分で英文を
組み立てる訓練です。

しかし 最初から
こういった訓練をしても
効果は低いです。

実生活の会話で
最も必要な言葉は
定型文がとても多いです。

挨拶とか相槌とか褒め言葉です。

しかし カランなどのメソッドは
定型文を習いません。

ですので 簡単な会話すら
困ることになります。

しかし 英会話文を
繰り返し音読していれば
定型文をそのまま会話に
使用できます。

自分が覚えた英会話文を
改造して会話に適用することも
できます。

そもそも会話中に全ての英文を自作することは不可能

それから そもそも
英会話初心者が会話中に素早く
言いたいことを英文で
"全て"自作することは不可能です。

しかし 英会話文を
繰り返し音読しておけば、
それをそのまま
会話で利用できます。

また 覚えた英会話文を
そのまま使えなくとも
一部だけ単語を入れ替えることで
会話に応用することもできます。

自作した英文をいきなりスラスラ発音することは不可能

それに加えて
思いついた英文を
スラスラと発音することも
難しいです。

英語というのは
単語だけで発音することは簡単ですが
文として発音することは難しいです。

前にも話しましたが
英語というは口や舌を
3倍動かすそうです。

そして単語の前後1文字が連なり
波打つ様なイントネーションがあります。

いきなり「単語の前後1文字をつなげて
波打つ様なイントネーションで
3倍速で話してください」と
言われても無理だと思います。

なので 訓練なしに
いきなり留学に行っても
スムーズに英語を話せません。

すぐにペラペラ話す人はいますが
みんな日本語発音です。

それらは日本語訛りに慣れた
フィリピン人の英会話講師には通じますが
日本語訛りに慣れていない
ネイティブには通じません。

しかし 事前に英会話文を
繰り返し音読しておけば
その場でスムーズに発音できます。

自然な英語を話せるようになる。

自然な英語に拘る必要はありません。

しかし、いきなり英会話文を
繰り返し音読するなどして
インプットが多いと
自然な英語が分かる様になります。

そもそも 覚えた英文を
そのまま利用すれば
完全にネイティブの文です。

多少 その場で
覚えた英文を会話に応用したとしても
ほとんどネイティブの文に
なると思います。

聞き取りが上手になる

英語を繰り返し音読することで
さらに英語が聞き取れるようになります。

英会話というのは
聞くことと話すことだと思います。

聞き取れなければ会話できません。

この大前提を強化することができます。

……

留学に行ったとしても
インプットが足りなければ
相手の話も聞けませんし
スムーズに話せません。

そういったことに気づいて、
僕は早めに留学から
帰って来てしまいました。

逆に 留学前に英会話文を
繰り返し音読すれば
相手の話を聞けて 素早く滑らかに
話すことができるでしょう。

脚注、引用・参照文献   [ + ]

1.竹内理(2003)より良い外国語学習法を求めて 株式会社松柏社.

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